6月10日 (月)『LOOP in WEST JAPAN 2019』がナレッジキャピタル ナレッジシアターにて開催された。関西エリアの中でも勢いのある9サロンからフレッシュなメンバーが集結し、それぞれ個性と技術を競い合った。
ステージは、1st STAGE【BIGBANG】、2nd STAGE【no side】、3rd STAGE【80’s Sporty】、【PHOTO Creative Show】の4部構成。同じテーマを掲げる前半のコラボレーションステージでは、3サロン×3スタイリストが競演。個性的なステージが繰り広げられ、オリジナリティ溢れるデザインを披露。途中入るMCでは、それぞれの作品について熱い思いを語った。最後のポージングでは観客席をウォーキングし、声援が響き渡る仕上がりに。
後半のフォトセッションでは、ヘアショーと同じテーマをよりクリエイティブスタイルに昇華。緊張感溢れる中、カメラマンがシャッターを切り、その作品がバックスクリーンに映し出された。
華やかに締めくくられたフィナーレでは、ステージを終えたばかりの興奮冷めやらぬスタイリストとモデルが登場。LOOP in WEST JAPAN 2019は、割れんばかりの拍手の中幕を閉じた。

1st STAGE「BIGBANG」

ヘアショー＝派手な演出ではなく、カットの繊細な技術で魅せる1st STAGE。2トーンのショッキングピンクのロングモデルをバッサリとカットした時は、観客から思わずため息が漏れるほどの緊張感。他にも、ショートやマッシュウルフなど、カットベースはサロンワークでも通用するベーシックなものでありながら、ライン設定や削ぎの入れ方などでクリエイティブなデザインに。最後はスポーティなファッションとのマッチングで、2019年の風を取り入れていた。

2nd STAGE「no side」

no sideは、ラグビー用語で試合終了という意味。戦い終えたらフィールド上に区別がないという精神からインスピレーションを受けた2nd STAGE。ヘアやファッションにどう落とし込んでいくか期待感が高まる始まりに。まずエメラルドグリーンのメンズショートや大胆なメイクを施したブロンドなど、3名のモデルが登場。前下がりカットやパープルのヘアスプレーなどを使用したスタイリングなど各々の腕を見せていく。ステージ後半ではさらに3名が追加され、デザインの幅を見せる展開となった。

3rd STAGE「80’s Sporty」

ファッションがテーマということもあり、トレンドに敏感な若い客層が熱い視線を送る3rd STAGE。女性スタイリスト2名はヘアアレンジ、男性スタイリストがカットとそれぞれの見せ場をしっかり作った構成に。今トレンドのこなれ感のあるゆるアレンジから、スカーフを編み込んでスポーティなまとめ髪へと変化。また、80年代の特徴であるインパクトのあるラインを効かせたショートを白黒の2トーンカラーで表現するなど、80年と今が絶妙にミックスされたデザインを披露した。

リアルフォトシューティングステージ

9サロン・9名の美容師とフォトグラファーが織りなすリアルフォトシューティングステージ。各ステージのテーマはそのままに、よりクリエイティブなデザインを発信。クリエイティブの名にふさわしい仕上がりとなった。