6月20日 (火)、『LOOP in JAPAN 2017 37th』が東京国際フォーラム ホール D7にて開催された。
若手スタイリストたちの情報発信の場として、きくや美粧堂が1999年にスタートしたLOOP in JAPAN。登場したスタイリストが「新しい時代を切り開くようなスタイリストになりたい」と宣言するように、次世代を担うスターの登竜門ステージとして定着している。美容業界に新しい旋風やトレンドを巻き起こすべく、毎年趣旨を凝らした一大イベントに成長したステージには、今年も東京エリアで注目を集める9サロンから、コラボレーションステージ9名に加えフォトクリエイティブステージ9名と計18名が登場した。
LOOPならではの見どころは、サロン間のコラボレーション。3サロン×3名のスタイリストで1つのエンターテイメント空間を創り上げ、大迫力のステージに。各スタイリストの個性を活かしたヘアデザインと流行のファッションで、全身をコーディネートされたモデルがランウェイを闊歩すると、観客たちの視線はくぎづけとなった。
続くフォトクリエイティブステージでは、ステージ上で仕上げたモデルをカメラマンがその場で撮影。緊張感溢れる中、スクリーンに映し出される作品は、まさにクリエイティブな瞬間を切り取ったかのよう。
芸術性や表現力が惜しみなく表現され、各サロンそれぞれのカラーやイメージを出した、素晴らしいショーとなった。

1st STAGE「Geek」

英語で変人を意味し、転じてオタクを意味するようになったGeek。ファッションオタクをテーマに、3カ月前から3人で構想を練ることで一体感が高まるステージに。信頼感が生まれた関係性だからこそできるチャレンジとして、自分の作ったデザインに残り2人がローテーションでアクセントをプラス。それは青や赤の鮮やかなエクステであったり、逆毛を立てるスタイリングであったり、各スタイリストの得意分野を活かした技術。3人で1つのデザインを完成させていくという演出に驚きと期待に満ちた観客は、完成したモデルを前に大きな拍手を送った。

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  伊藤 尚仁

  SALON DE U

  キレイになれることで自信を持って頂ける、美容はとても素晴らしい仕事です。今回はダサかわマニッシュをテーマに仕上げたモデルを、2人がどう変えてくれるのか。僕自身もすごく楽しみに進めることができたステージです。このような演出ができたのは、3人で創り上げるという一体感があったからこそだと思います。
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  鬼頭 ひかり

  CHIC

  ファニーガールがテーマです。ヘアはオカッパ、メイクは目元にインパクトのある赤を、ファッションは色でコントラストをつけて奇抜に。3つの要素がバランス良くまとまるように、トータル感を大切にしています。ステージはとても緊張しましたが、楽しく悔いのないパフォーマンスができるように頑張りました。
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  谷口 紗織

  INVASION bouncing baby

  美容は私に色々なものを与えてくれ、そして成長させてくれています。ただコテコテに作るのではなく、ヘアにはボブの甘さとウルフのストリートっぽさをミックスして相反するイメージでこなれた雰囲気に仕上げました。他のサロンの方と一緒に1つのショーに参加することは中々無い機会で、とても勉強になりました！